WindowsにOracle Databaseの環境構築 Part1 (インストールまで)

この記事では、Oracle DBわからん!な初心者の私が、WindowsOracle DBをインストールをするまでの手順を記載します。
※とりあえず勉強用に動けばいい人向けです。

はじめに

Oracle DBのSQL Plusを試したくなったため、ローカル環境にOracle DB環境を作ってみることにしました。 最終ゴールは、SQL Plusでログインして、SQL文を実行することです。 この記事(Part1)では、Oracle DBのインストールまでを取り上げます。

作業の流れ

  1. インストーラーのダウンロード
  2. インストール

環境

  • Windows 10 Home 64bit
  • Oracle Database Enterprise Edition 19c (19.3.0.0.0)
    ※今回インストールするもの

目標

Windowsローカル環境へのOracle DBのインストール

1. インストーラーのダウンロード

個人の学習や検証用途であれば「OTN開発者ライセンス」によって無料でOracle Databaseをインストールして使用することができます。
今回はこのライセンスでOracleの環境構築を行っていきます。

こちらからインストーラーをダウンロードします。
Oracle Database ソフトウェア・ダウンロード | Oracle Technology Network | Oracle 日本

Windows版を選択します。
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OTN開発者ライセンスに同意し、ダウンロードリンクをクリックします。
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Oracleプロファイルでのログインを求められるので、ログインします。
ログインに成功するとダウンロードが開始されます。

※アカウント登録をしていない場合は、「Oracleプロファイルを作成する」から作成します。 個人の場合は、以下の通り入力すると良いでしょう。*1

  • 部署・役職名 → 「個人」
  • 会社名 → 自分の名前
  • 勤務先電話番号 → 自分の電話番号

2. インストール

ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、解凍したフォルダを任意の場所に移動させます。
※このデータはインストール後も使用され、移動させるのが難しくなるため
その後、setup.exeを起動します。
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構成オプションの選択

単一インスタンス・データベース を選択します。
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システム・クラスの選択

デスクトップ・クラス を選択します。
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Oracleホーム・ユーザーの指定

仮想アカウントの使用 を選択します。
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標準インストール構成

  • キャラクタ・セット → 今回はデフォルトの「AL32UTF8」を選択しました。
    ※もし、Shift_JIS環境にしたい場合は、「JA16SJISTILDE」を選択します。
  • パスワード → 設定します。
    ※貧弱なパスワードを入力すると警告が出ますが、今回の目的はお試しの環境構築なので続行します。
  • コンテナ・データベースとして作成 → チェックを外します。 f:id:shift101:20210212142902p:plain

サマリー

内容を確認して、「インストール」ボタンでインストールを開始します。
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製品のインストール

そこそこ時間がかかるので待ちます。
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完了したら、「閉じる」で終了します。
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おわりに

Part2では、起動、ユーザー作成を実施します。

感想など
  • バージョンが19cな理由は、Windowsインストーラーそのバージョンでしか配布されてなかったため。本当はもう少し古いバージョンを動かすつもりだった。
  • Oracleのサイトのリニューアルもあってか情報を追っかけにくく、苦労した。(無効になっているURLが多かった)
  • 仮想アカウント、単一インスタンス、デスクトップ・クラスなど、正直良くわかっていない。勉強が必要。
  • 実はインストーラーの場所が移動できなくなることを知らず、約3GBがダウンロードフォルダに鎮座しております。お気をつけください。